たかが呼吸、されど呼吸

たかが呼吸、されど呼吸

たかが呼吸ですが、されど呼吸なのです。
呼吸のあり方一つで、体と心の状態は変わります。
さあ、大きく吸って、しっかり吐き出してみましょう。

人は息を吸うことで生きています。
息が十分にできなければ、人の脳も体も正常に働けません。
そして、吸った息はしっかりと吐き出すことで、たっぷりと新鮮な空気を体中に届けることができるのです。

 

施術をしていて思うのは、呼吸の浅い人が多いこと。
呼吸が浅いと、神経が高ぶりやすくストレスに弱くなります。
肺に古い空気が残り続け、十分に体の隅々まで新鮮な空気を送ることができなくなり、体の細胞が元気をなくします。

 

何故そんなことになるのでしょう?
それは、体が緊張しているからです。
緊張はストレスから起こるものもありますが、単に気づかないうちに体がゆがんで緊張が出ている場合もあるのです。
十分に体がリラックスしているつもりであっても、体がゆがんでいるとそこに緊張が生まれます。

 

体のゆがみを修整する施術をしていると、多くの方が変化にびっくりされます。
ねじれた体、傾いた体は、上半身の筋肉に緊張をもたらし、胸が膨らみにくくなります。
ねじれを取ったり傾きを取った後、さらに胸の筋肉に刺激を入れます。
それによって、今まで以上に胸が開くようになるので呼吸が楽になるのです。

 

また、胸の筋肉は心を閉ざしていてもこわばったりします。
反対にそれを緩ませると、心もずっと楽になります。

 

そうやって柔軟になった上半身は今までよりも、スムーズに空気が吸えるようになるために、脳が元気になります。
脳だけではありません。
たっぷりと新鮮な空気を全身に運べるようになれば、体も軽くなるのです。
あなたもしっかりと空気を吸って、すっきりした気分で毎日を過ごしませんか?